Manner

星空観測のマナーと気をつけたいこと

天体観測のマナー

市内には、美しい星空を見られる場所がたくさんあります。ただし、ほとんがレジャー地として区切られているわけではなく、近隣で人も暮らしています。

このページでは、大野市で星空観測を行う際に注意していただきたいことや、地域環境を守るためにご配慮いただきたいマナーをご紹介しています。

やや厳しいマナーもあると思いますが、国内でも珍しい「人里の明かりがあるなかでも、美しい星空が見える」という大野市の環境を、ぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです。

① 安全を確保するための注意事項

  • 観測場所の安全を確保しましょう
    星が綺麗な場所は街灯も少ないです。思わぬ怪我にならないよう、できるだけ明るい時間に、観測場所の下見をしておくと良いでしょう。
  • 夜道の運転に気をつけましょう。
    市内(特に山道)には、対向車とすれ違うのがギリギリの広さの道や、ガードレールの無い道もあります。動物が飛び出してくることも。安全第一で運転しましょう。
  • 寝転がる時は、周りに十分注意しましょう
    車に気づかれず、事故になる可能性もあります。周囲の安全を確保できる場所でのみ行いましょう。
  • 周囲を安易に光で照らさないようにしましょう
    人の目は、星が見やすくなる(目が慣れる)までに時間がかかります。せっかく目が慣れても、光を見るとまた見えにくくなってしまうので、なるべく光るものは出さないようにしましょう。携帯の光にも要注意です。
  • 動物に気をつけましょう
    山には熊をはじめ、さまざまな動物が住んでいます。散策時には鈴をつけるなど、十分に注意してください。

② 地域・環境を守るためのマナー

  • 大声での会話、車の音楽の音量にもご注意ください
    山の中で暮らしている方もいます。夜は普通の会話の音量でも響いてしまうので、なるべく静かにお過ごしください。
  • 私有地への無断の立ち入りは固く禁じます
    夜間は周囲が暗く、悪気なく私有地に入ってしまうこともあると思います。初めて訪れる方は、宿泊施設や、週末に展望会を行なっている福井自然保護センターなどを利用すると安心です。(※冬季は休止)
  • 不要なライトは早めに消してください
    目的地に到着しても、車のライトをつけたままにする方が見受けられます。天体観測のマナーにもなりますが、不要なライトは早めに消すようにしましょう。

その他、近隣のご迷惑となる行為はお控えください。

大野市は南六呂師区で
星空保護区の認定を目指しています

大野市では南六呂師区という地域で(主に「六呂師高原」と呼ばれているエリアです)星空保護区の認定を目指しています。

星空保護区とは、星空の世界遺産とも呼ばれている、美しい星空を保存するための認定制度です。市では認定に向けて、対象地域の照明を星に優しいものに取り替えるなど、さまざまな取り組みをおこなっています。

◉ 大野市 南六呂師区のエリア

南六呂師区のエリア

参照:Googleマップ

ご来訪いただく皆さまには、気軽に大野市の美しい星空を楽しんでいただきたいのですが、これからも、地球上で星空を見上げられる場所を失くさないために、市の取り組みのこと、そして星空と関わりの深い環境問題「光害(ひかりがい)」についても、少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

詳しくは、星空保護区の取り組みと光害の解説サイト「星ほごmobile」をご覧ください。

星ほごmobile
〜星空保護区や光害について学ぼう〜

今地球上では、美しい星空を見上げられる場所が少しずつ失われています。

私たちを癒し、そしてロマンの世界に連れて行ってくれる星たち。そんな自然の宝物を守り続けるために知っておきたい「星空保護区」のこと、また星空と関わりの深い環境問題「光害(ひかりがい)」について、解説しています。

サイトURL:https://hogo.starry-ono.jp/